今週はインディアン・サマー、場所によっては25度にも

すっかり秋に突入と思いきや、また小春日和の日々が続きそうだ。今週は気温が上昇し、オランダ南部リンブルフ地方では25度まで上がる地域もある。

火曜日は沿岸地方で18度、内陸部では22度となる。水曜日はさらに気温は上昇し南部では25度にも。例年ではこの時期の平均気温は16度なのでかなり暖かいといえる。木曜日以降は雲も増え降雨も予想されているが、気温は高いまま。週末も21−26度が予想されている。オランダで10月の前半にこのような暖かい日が続くのはかなり稀である。インディアン・サマーあるいは小春日和という表現がぴったりな気候である。

今年のオランダそしてヨーロッパは夏も暑い日々が続き、秋になっても例年より気温が高い日が多い。これを地球温暖化の現象のひとつとして捉える向きが多いが、昨日発表された「国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書では、地球温暖化によって気温が産業革命前に比べて1.5度上昇した場合の影響について解説し、既にその3分の2に当たる約1度上昇の段階まで進行していると指摘している。このままで行けば海面も今世紀中に30−60cm上昇するとされている。これは低地国であるオランダにとっては脅威となる。