ディスカウントスーパーのLIDLとALDI、売上大幅上昇

この物価高を反映し、ディスカウントスーパーと呼ばれるALDIとLIDLで買い物をする人が急増している。この2軒のスーパーのマーケットシェアは大幅に伸びている。ALDIとLIDLはそれぞれ世界に9000店舗と8000店舗を持つグループで、基本的に自社ブランド商品のみを販売している。

マーケットリサーチ会社IRIによれば、このインフレで格安スーパーで買い物をする人が急増。マーケットシェアは両社合計で16.3%に上る。2010年以来最高のシェアとなっている。IRIはこのままインフレが続けば、アルバートハインのような伝統的なスーパーのシェアを侵食し、ALDIとLIDLのシェアはこのまま伸び続けると予想している。

「この2社はこの時期をチャンスと見て大々的なキャンペーンを行い、低価格商品をアピールしている。」両社ともドイツ発祥のスーパーで当初は低所得者層をターゲットに展開していた。しかし、最近ではオーガニック商品を増
これに対抗し、伝統的なスーパーは、安い自社ブランド商品を充実させシェア奪回を目指している。現在では自社ブランドは27%とこれまで最高となっている。