オランダ経済、依然として絶好調

エネルギー危機、高インフレ、消費者信頼感の低下にもかかわらず、中央統計局(CBS)が水曜日に発表した統計によれば、オランダ経済はまだまだ成長を続けている。今年の第2四半期の成長は第1四半期の2.6%増。前年同時期と比較すると5.3%の成長である。

輸出と投資がこの成長に貢献しているが、個人の支出も大きい。ただしこの個人支出に関しては最近やや鈍化気味だ。

オランダ中央統計局(CBS)のチーフエコノミストは、「景気後退が心配だったオランダ経済は、蓋を開けてみたらまだ絶好調」だと述べているが、「これによる人手不足と、支出増加によるインフレ」が頭痛の種だ。今年の初旬はコロナ規制やロックダウンの影響が尾を引いていたが、これがなくなり爆発的な個人消費が始まった。

規制がなくなっただけでなく、これまで使わなかったお金は潤沢。そこで、誰もがバケーションに行き、レストランで食事をするといった娯楽に費やすようになった。これによりインフレはさらに加速した。
業界も全速力で稼働し、住宅や商業ビルなどの固定資産、船舶、航空機、機械、ソフトウェアに多額の投資を行っている。輸出は前年より 5.6% 増加した。