オランダ経済好調、特に建設、サービス、娯楽業で成長

ABNアムロ銀行の調査によれば、オランダの経済は好調が続いており、ほとんどの業種で成長可能性への信頼度が上がっている。とくに、建設業、サービス業、そして娯楽業での信頼度は高い。これらの業種に共通するのは、消費者の所得が増加し消費が活発になった際に最も利を得るという点である。さらに政府による景気刺激策が功を奏している。小売りや飲食業も同様だ。

また農業や食品そして運輸業界は輸出に頼るところが大きいが、世界経済全体が2018年に向けて成長し続けているため、今のところ順調だ。ただ、この業種は為替や原料費に大きく影響を受けるため、成長への信頼度は国内市場向け産業に比較しやや低い。とくに、英国のEU離脱の影響がどのくらいの規模になるかも、今後の成長に影響する。

ABNアムロ銀行は、2017年の成長率は3.1%、2018年は2.4%を予測している。