スキポール空港の混雑と利用者制限は秋休みまで続く

スキポール空港は混雑のため乗入れ航空機制限を行い空港利用者数を減らしているが、これは夏休み中だけでなく9月と10月も続くと空港が火曜日発表した。空港は各航空会社と話し合いの上、新しい利用制限を決定した。これによれば、9月は1日最大の利用者数は67,500人、10月はこれより69,500人となる。秋休みはこの期間にあたる。

秋休み期間中は、1日平均3,500人が最大利用者数を超えている。このためさらなる制限を行うため航空会社との話し合いが続いている。空港によれば10月にはこれまで不足していたセキュリティ担当者が増えるはず。ただ、夏は持ち込みバゲージの量が少ないが、秋から冬になるとコートを来たり持ち込む衣服も増えるため、セキュリティコントロールでの時間がかかる。

今年に入ってからの空港の混乱で旅行会社は大きな損害を被っている。とくにフライトのキャンセルや再予約などが増え、クレームの処理に追われている。コロナで2年間収益がなかった後、次はこれである。消費者協会(Consumentenbond)は、スキポール空港の対策を素人だと批判している。すでに混乱を予想していたはずなのに付け焼き刃の対応しかしていないと批判。消費者協会に寄せられた苦情は6月だけで350件に上っている。