オランダ、強盗にあった宝石店オーナー夫婦強盗を射殺

先週の金曜日の夜、オランダの南部ブラバント州にあるデュールネという村で起きた強盗事件での犯人射殺について警察はまだ調査中であると発表した。2人のモロッコ系オランダ人が宝石店に強盗に入った際、店主の妻がピストルでこの強盗を射殺するという事件で、これが正当防衛であるかどうか警察は現在事情聴取などで調べている。

店に備え付けられたビデオカメラによると、強盗犯に向かい発砲したのは宝石店オーナーの妻。また警備用のカメラがとらえた写真によれば店主の男性も銃を手にしていた。この銃が強盗犯と揉み合った際に強盗から奪ったものであるのか、このオーナーのものなのかはまだ明らかにされていない。さらに、このオーナーが銃の保持を許可されていたのかどうかもまだ調査中だという。

月曜日朝には、モロッコ人による「正当防衛」に反対するデモが行われた。しかしソーシャルメディアではこのオーナーたちを賛える数が多く、フェイスブックの「私はこの宝石店を支持する」に「いいね!」を押した人の数は週末だけで6,833、さらに「オーナーの妻は無実!」というページの「いいね!」の数は36,659に上った。過去おらんだでは、宝石店などが強盗に襲われ店主が殺されるなどの事件が何度か起きていたが、これに立ち向かったということを賛美する声が大きい。ただ、犯人がモロッコ系であることが多いので、モロッコ人に対する反感が助長されるのも確かである。