EUのコロナパスポート導入最終合意。QRコードで証明

EUは木曜日、コロナウイルスの陰性やワクチン接種を証明する「コロナパスポート」の詳細に関して最終合意に達した。「COVID-19認定書」と呼ばれるコロナパスポートは、夏のバケーション時期までに間に合いそうだ。

コロナパスポートは、スマートフォンのQRコードもしくは紙の形式となり、「ワクチン接種終了」「直近の検査で陰性」あるいは「感染から回復して免疫を獲得」を示すものだ。このために1億ユーロ分のコロナ検査が無料で提供されることになる。コロナワクチンはヤンセン(ジョンソン&ジョンソン)のものを除き2度接種する必要があるが、1度目の接種でもコロナパスポートを取得は可能だ。

ただし、コロナパスポートがあれば必ず入国できるとは限らない。加盟国各国で、入国の際に再度のウィルス検査や隔離を義務付けることもあるという。

今回の合意により、欧州議会は6月7日の週に関連法案を可決する見通し。各国での正式導入は7月1日が計画されている。

(画像:NU.nl)