本日内閣総辞職でルッテ第3内閣終焉か?

託児給付金スキャンダルとコロナ危機で政府は崩壊の際に立っている。本日中にも内閣総辞職が決定する可能性が高い。労働党のアッシャー党首が木曜日にこの託児給付金事件の責任をとり辞任したことを受け、おそらく本日金曜日には総辞職が決定するだろう。コロナ危機真っ只中、そして総選挙2ヶ月前の総辞職でオランダの政治は混乱に巻き込まれるのだろうか。

ルッテ首相はまだ(15日朝現在)正式な会見は行っていないが、野党からの辞任の呼びかけが高まっている。社会党と緑の党はルッテ首相はアッシャー氏の足跡をたどって「辞任しなければならない」と声を上げている。

この託児給付金スキャンダルとは、託児給付金を受け取った約26,000人の親が、税務署から不当に請求していたとして2013年から2019年の間、返金と罰金を迫られたもの。実際には不当請求ではなかったことが判明したが、この返済により経済的に困窮しただけでなく、詐欺犯罪者として登録されるという不当な扱いを受けた。責任は税務当局にあるものの、これを見過ごしていた政府に責任があるとして、総辞職を迫られている。