レストラン「ラ・プラス」4分の1の店舗を閉鎖
レストランチェーンの「ラ・プラス(LaPlace)」は、100店舗のうち4分の1の店舗を閉店すると、現在のオーナーであるスーパーマーケットチェーンのユンボ(Jumbo)が発表した。ラ・プラスは、コロナ禍の間は全店舗を閉ざしていたが、緩和後の今でも23店舗は閉鎖のままとなる。規制緩和後の財務状態が悪化するという予測からこの23店舗を開店しないことに決定したもの。
これにより480人が失職することになる。ユンボは強制解雇はできる限り避ける意向で、グループ内での雇用を検討している。ラ・プラスは以前デパートチェーンV&Dに属し、当時はグループ内で唯一利益を上げている部門だった。しかしV&Dの倒産により、レストラン部門だけユンボ社に売却された。
ラ・プラスの2019年度の売り上げは1億6500万ユーロと、2018年の10%増を記録していた。昨年にはアムステルダムの中心地とスペインのバルセロナ、米国、アジア各地などに新店舗を開店したばかりだった。今年にはコペンハーゲンやセビーリャなど海外への進出も計画していた。