オランダ:コロナで学力が遅れをとった生徒を大学生が指導

オランダの小学校そして中高等学校は再開し、ほぼすべての生徒が学校に通えることになった。しかしこの3ヶ月間の家庭学習で遅れをとっている生徒も少なくない。
「コロナ危機で学校に行けず学習に遅れをとっている小中学生は、大学生から指導を受けられるようになる。」と教育省が発表した。教育省は、この件に関し大学連盟(VSNU)と高等専門学校連盟(VH)と契約を結んだという。

政府は小学校および中高等学校の教育に2億4400万ユーロ(約300億円)を用意し、コロナ危機による学習の遅れを取り戻す計画を発表した。教育や教職を学ぶ学生を投入し、遅れをとった生徒を助けるという計画だ。
遅れを取っている小学生や中高校生は、サマースクールや補習授業で大学生の授業をとって遅れを取り戻す。そして大学生にとっては実習という形で単位が取れるのと、収入が得られる。小学生や中高校生だけでなく学生にとっても有益な政策である。

教育省のニュース