希望者全員対象のコロナウィルス検査で1000人が陽性

6月1日からコロナウィルス感染の症状がある人全員が検査を受けられるようになったが、これまでに約6万人が予約をし、約5万人が実際に検査を受けた。このうち約2%の人に当たる約1000人が陽性であることが判明した。

保健所当局によれば、以前介護機関とその従業員の検査をした結果は17%が陽性、また教師や人と接触する職業(美容、マッサージなど)の人では5%だったので、陽性の人の数は減っていると見られる。

一斉検査が始まった初日は電話回線がつながらなかったりコンピュータシステムが作動しなかったりと問題が発生し、希望者が検査予約がしにくい状態だったが、現在では滞りなく予約ができそうだ。ただし症状がある人のみが予約可能。またこの検査は過去に感染していたかなどを調べる抗体検査ではなく、現在コロナウィルスに感染しているかどうかを調べるものである。もし検査の結果陽性だった場合には、同居人、接触があった人を含め2週間の検疫のための自宅待機が義務付けられる。

検査を受けるには0800−1202に電話し予約をする。保健所(GGD)によれば、これまでに約9万件の電話があったというが、そのうち40%は、いつ海外に行けるのかなどというコロナウィルス全般に関する質問だったという。GGDは、この電話番号はあくまでも症状がある人がテストを受ける予約番号であると強調している。