KLMでも機内でのマスク着用義務化

KLMオランダ航空は、コロナウィルス感染防止のため機内でのマスク着用を義務化した。この措置は現時点で8月31日まで有効である。KLMのプレスリリースによれば、5月4日から段階的に欧州内の運行を再開している。マスク着用は欧州航路では5月4日から、その他の航空路については5月11日から義務付けられる。マスクは乗客が自分で用意する。
再開したフライトは、バルセロナ、マドリード、ローマ、ミラノ、ブダペスト、プラハ、ワルシャワ、ヘルシンキとアムステルダム間。コロナ危機以前の約15%となっている。

マスク着用については、オランダ公衆衛生環境研究所(RIVM)はいまだに推薦していない。人との距離を十分にとればマスク着用は不要だというのがRIVMの見解だ。しかし、隣国のベルギーやドイツを含む欧州諸国ではマスク着用は必須となっており、オランダは数少ないマスク着用不要国となっている。オランダを通過する高速列車タリスやユーロスターでもマスク着用は義務化されている。(ポートフォリオ5月3日記事)

先週、KLMは20億から40億ユーロの政府支援を受けられることになったと発表している。ただ支援がどのような形で行われるのかはまだ不明である。

KLMプレスリリース