3月29日から夏時間に

今年も夏時間が始まる。日曜日の午前2時が午前3時へと1時間進む。つまり、これまでの朝6時が朝7時になり、1時間早く起きねばならなくなる。
さて冬時間から夏時間、また夏時間から冬時間へと半年ごとに時計を変更するのは面倒だし、健康にもよくないという。そこで昨年欧州議会は2021年から夏時間採用は国の裁量に任すという決定を下した。しかし、夏時間を続けるか否かは国次第となると、全く廃止する国もあれば、これまで通りという国も出てきて、混乱が生じる。そこで欧州議会は延長条項を設け、今後各国が話し合い2021年に最終決定する。

EU加盟国の大半は省エネなどを目的に、石油危機があった1970年代にこの制度を導入。現在は、EU全28カ国が3月の最終日曜日に時計を1時間進め、10月の最終日曜日に戻している。オランダはそれよりもずっと前の1916年から夏時間を導入している。ところが終戦後1946年から1976年までの間はこれが廃止されていた。