3月25日から夏時間。時計を1時間進める

暦の上ではすでに冬は終わり春。欧州では3月24日夜中から25日にかけて夏時間に切り替わる。25日の02:00に時計を1時間進めなければならない。これで普段より1時間睡眠時間が減ることになる。夏時間と冬時間の切り替えは欧州連盟(EU)で定められており、すべての加盟国は3月最後の週末に夏時間となり、10月の最終の週末に冬時間に戻す。

今年の2月、欧州議会でこの規定を見直そうという議案が持ち上がった。いくつかのEU加盟国では夏時間への切り替えに反対したが、結局のところこのまま続けるということになった。ブリュッセルの病理心理学者で睡眠専門家のペック氏によれば、夏時間や冬時間の切り替えは身体(バイオリズム)に悪い影響を与えるという。ただこれも個人差はあり、高齢者になるほど負担が大きい。体を慣らすためには、通常より早めに床につき、朝も少し早めに起床する。こうすることで今までより朝に浴びる太陽光が増えることに慣れるのだという。

日本との時差はこれまで8時間だったのが7時間となる。