3月26日(日)から夏時間

26日の朝2時にオランダを始めとした西ヨーロッパの殆どの国で夏時間に切り替わる。これまでの朝7時が朝8時となるため、7時に起きている人は冬時間の6時に起きることとなる。つまり夏時間への切り替わりから体が慣れるまでの暫くの間、睡眠時間が1時間減る。夏時間導入は、経済的な理由が背景にある。夏時間は明るい時間を有効に使えるので照明の節約になったり、経済の活性化、あるいは余暇の充実といったもので、欧米では夏時間採用がごく当たり前のことと考えられてきた。

しかしながら、夏時間採用に疑問を呈す人も少なくない。睡眠不足による健康上の問題を無視してまで導入するほどの利点があるのだろうか。さらに、日中時間が長いので(電灯をつける時間が減り)エネルギー節約となる点については、夏時間にすることで朝が早くなるだけで、日中長さは変わっていないというもっともな指摘もある。
これに対し、夏時間導入支持派は、健康上の被害はナンセンスで、数日で人間の体は慣れると指摘している。

いずれにせよ、日曜日から夏時間は始まり、10月の最後の日曜日まで続く。