オランダ国内でのイラン人殺害などを受けてEUイランに制裁発動

8日オランダ政府は、オランダにおける2人の政治的殺人事件がイラン政府によるものであると発表。これを受けてEUはイラン制裁を発動するとともに、2人のイラン人とイランの軍秘密警察を欧州のテロリストに載せた。

オランダにおけるイラン人の政治的亡命者殺人事件は2015年にアルメールで、そして2017年にハーグで起きたもの。政府はイランの外交官2人を国外追放しているが、殺害された亡命者の家族はいまだに身の危険を感じているという。オランダの他にもイラン軍秘密警察はデンマーク、フランスの国内におけるイラン反体制派の暗殺計画に関与していたとして、EUは今回のイラン制裁を発動したもの。

オランダのブロック外相とオロングレン内相は議会に提出した書簡で、イラン政府関係者との会合の中で、今回の制裁発動がイランとの核合意には「無関係であることが強調された」と明かしている。