オランダでもブラックフライデー

最近オランダでも「ブラック・フライデー」のセールが店舗やオンラインで目立つようになった。アメリカで始まったこのイベントは、11月の第4木曜日(感謝祭/サンクスギビングデー)の翌日に行われる大規模な安売りである。オランダは12月5日にシンタクラース祭りを控え、買い物客で最も賑わう日となる。昨年にはオンラインショッピングの急増で、郵便荷物輸送のポストNL社のコンピュータが作動不可となり混乱を招いた。

さて実際にブラック・フライデーでのセールは安いものを買えるチャンスなのだろうか。価格比較サイトを運営するクラインス氏によれば、20%オフやら70%オフといった数字に惑わされないほうがいいという。この日のために元の価格を上げるというようなオンラインショップは見られないものの、買いたいものがあれば比較サイトで比べたほうがいいという。消費者連盟も「数年前に見られた偽りの元価格や割引というのはなくなった。」としている。クラインス氏も「たしかに売れ残り商品を放出する場合もあるが、店舗が生産元と直接交渉しこの日のための大幅な値引きというケースも多いので以前から欲しいと思っていたものが大幅割引されていたら迷わずに買えばいい。」とアドバイスしている。