「オランダ人、欧州で最も体を動かす国民」EU調査

交通手段のトップが自転車というオランダ、やはり欧州では最も体を動かす国であることがわかった。欧州委員会が行った調査ユーロバロメーター(Eurobarometer)によれば、80%のオランダ人は自転車、散歩、庭いじり、水泳などを毎週行っているという結果が出ている。欧州平均は40%と半分。調査の対象となったのは欧州に住む15歳以上の人28,000人。オランダ人は1040人が参加した。

体を動かすことでオランダ人が抜き出ている背景には道路インフラがあると見られる。全土に張り巡らせられている自転車道路や歩行者専用道路の完備で、仕事や学校にも自転車で簡単に行かれる。オランダ人は移動手段として体を動かすが、これとは別にスポーツでもよく体を動かすほうだ。毎週なんらかのスポーツ(上記移動手段以外)をしているというオランダ人は56%と欧州平均40%を上回っている。ただしスエーデン、デンマーク、そしてフィンランドはこれより高い割合でスポーツをしている。

もうひとつの特徴はオランダ人が体を動かしたりスポーツをするのが楽しいと答えているのに対し、他国では健康のためと答える人がほとんどだという。

Eurobarometer ’Sport and Physical Activity'