アムステルフェーンの学校、外国人生徒急増。

パロール紙(Het Parool)によれば、オランダに仕事で移住してきたいわゆる知識労働者の子供たちが、アムステルフェーンに急増している。「このまま増え続ければ、オランダ語を話す子どもたちがクラスにひとりもいなくなる。」と心配する声も学校から聞こえているという。

アムステルダムとその周辺に移住してきた知識労働者とその家族は、2008年には500人だったが、現在では13,000人に急増している。このうち半数は子供たちだ。アムステルフェーンは知識労働者や駐在員に人気の地域。駐在員だけを見ると過去にはインターナショナルスクールへ通う子供が多かった。ところが最近では本社からの学費援助がない場合も多く、現地校に通う子供が増えている。これに対しアムステルフェーンにあるオランダ公立校は、外国人を受け入れるためにあらゆる努力をしてきたが、これほどの数になると難しくなると懸念している。新しくオランダに来る子どもたちに別途オランダ語を教えるなどの費用は、これまで市が負担してきたが、あまり増えすぎると問題化する可能性があるという。

アムステルダムとその周辺では今後2年でさらに3000人の外国人生徒を迎える予定だが、この半数はインターナショナル・スクール、半数は現地校に通うと見ている。このほとんどはインド人、日本人そしてアメリカ人だ。