4月からのオランダ高速列車の運行、インフラの不備で不通や遅延が

4月9日よりインターシティ・ブリュッセルが運行を開始し、アムステルダムから1日12本、ハーグから4本走る。これで高速列車専用線路を合計246本の列車が運行することになるが、オランダ鉄道(NS)によれば、高速列車用鉄道のインフラはまだ完全に完備されておらず遅延や不通が起こる可能性が高いという。オランダ鉄道(NS)と運行管理会社プロレイルの調査の結果、列車そしてインフラを完全に整備しない限り、これまでと同様な問題に直面するという結論が出た。

これまでもアムステルダムとアントワープを結ぶ高速列車はNSの頭痛の種であった。建設費が予定より72億ユーロも大幅に超過しただけでなく、40日間で運行停止となったイタリア製の列車Fyraも無駄な買い物で終わった。費用は110億ユーロに上っている。高速列車用のインフラや列車整備に今後いくら投資すればいいのかというNRC紙の質問に、プロレイルのエリンガ社長は「おそらく7億ユーロは必要。」と答えている。
遅延や不通なしにオランダの高速列車が運行する日はまだ遠そうだ。