オランダ、来年から自分の医療データの閲覧可能に

来年からオランダでは自分の医療データをコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどで閲覧できるようになる。また、このデータを介護者や他の医療関係者に送付し共有することも可能となる。医療介護・スポーツ省ブラウン大臣(VVD党)が19日フォルクスクラント紙でのインタビューで語ったもの。同省が300万ユーロを助成しているPGOと呼ばれる個人健康制度は、患者、医療機関そして医療介護ICT協会が共同で取り組んでいる。

この制度で問題となりえるのは、医療データを含む個人情報の管理だ。今世紀の初め、当時の政権はEPDと呼ばれる個人の電子カルテの開発予算3億ユーロ予算を、この理由から突如撤回している。しかし2011年には上院がこのEPD導入を承認した。

新しいPGO制度は、このEPDとは異なる。まずこの制度は、個人がどのデータがPGOに含むかを自分で選ぶことができる。さらにデータ選択もホームドクター、病院、理学療法士、薬局などと相談することも可能だ。またどのデータをどの医療機関と共有するかを管理することも可能となる。