オランダ全土での平均家賃1000ユーロを超える

オランダ不動産協会(NVM)が7日発表した統計によれば、2017年平均家賃が月額1000ユーロを超えたという。これは2016年に比較して2.5%の上昇である。オランダの賃貸には2通りあり、ひとつは助成金による比較的安い家賃で入居できるもの(Sociale Huurwoning)、もうひとつはフリーセクターと呼ばれる家賃を自由に決められるもの。上記数値はフリーセクターの家賃である。助成金による安い賃貸住宅の入居には収入の上限規制や長いウェイティングリストがあるため、日本から駐在や移住でオランダに住む人の入居はほぼ不可能だと考えていい。フリーセクターの住居は入居は簡単だが家賃は高い。オランダの賃貸住宅の62%はこのフリーセクターのものである。

家賃が高いのはアムステルダムがある北オランダ州。平均で1平米あたり15.22ユーロとなっている。ユトレヒト州と南オランダ州の平均は同10.78ユーロ。家賃が一番低いのはフリースランド州で8.09ユーロである。
家賃の上昇が一番大幅だったのがアルメール(18.6%)、アイントホーフェン(11%)そしてロッテルダム(10.2%)で、ロッテルダムの平均家賃は1平米あたり12.25ユーロ。

オランダでは中間クラスの賃貸住宅(710−1000ユーロ)が慢性的に不足している。昨年には15000戸の新規賃貸住宅が建設されたがそれでも需要に間に合わない状況だ。とくに需要が高いアムステルダムでは新規建設の住宅のうち中間クラスのものは7%にすぎない。
ただ国内外の投資家による賃貸住宅への投資は増えている。個人投資家によるものだけでなく、不動産ファンドや保険会社による投資である。