暖冬で、花粉症の時期も早まりそう

ハンノキの花粉にアレルギー反応を起こす人はそろそろ花粉症に注意したほうがよさそうだ。ここ数日の異常な気温の高さで植物の開花も早まり、オランダ内に生息する約2700万本のハンノキがもうすぐ開花すると予想されている。これは通常より1ヶ月も早い。コーカサス原産のハンノキは12月にすでに開花しているが、ピークは2月6日ぐらいになりそうだ。ライデン大学病院(LUMC)が昨年計測したデータによれば開花時には1㎥あたり70の花粉という高密度である。

ハンノキ花粉あるいはハシバミ(ヘイゼルナッツの木)の花粉にアレルギー反応を起こす人は注意が必要。この木も例年よりずっと早い時期に開花している。自然科学雑誌ネイチャー・トゥデーによれば、これらの花粉にアレルギーがある人は、ヘイゼルナッツ、リンゴ、にんじん、セロリ、ナッツ、キウィ、メロン、オレンジ、トロピカルフルーツなどにアレルギー反応を起こす可能性も高いという。この時期にはアレルギーを起こしそうな食物を避けるほうがいいと警告している。

今年の暖冬は著しく、先週の水曜日には14.4度と1月24日では計測史上中最も高い気温を記録している。

Nature Today