オランダの自転車にやさしい町は? アムステルダムはトップ100に入らず

オランダ自転車連盟(Fietsersbond)は45,000人を対象に、自分の住む市町村の自転車環境に関して調査を行った。自転車道の充実度、雪や凍結の際に塩をまくかどうか、子供や老人が安心して自転車で移動できるかなどが調査の項目に入っている。オランダ全度ではの自転車環境への満足度は高いといえる。

オランダで最も自転車にやさしい町は、ユトレヒト近郊のハウテン(Houten)が選ばれている。ハウテンは自転車都市として有名で海外からの研究者や学生の訪問が引きを切らない。市の周りには環状道路があり、車で他の地域に向かう場合にはこの道路を通過しなければならない。これに対し自転車にはは自転車ネットという交通網が張り巡らせされており、遠回りをせずにどこにでも素早く到達できるシステムとなっている。また自転車専用の橋も最近建設された。

アムステルダム市はトップ100には入っていない。自転車連盟によればオランダ全土の「平均以下」だという。アムステルダムでは自動車道の横断が危険だったり、自転車道が充実していない、そして駐輪スペースが足りないといった問題がある。近郊のアムステルフェーン市は13位と自転車にやさしい。

Fietstad 100