全長13メートルのマッコウクジラ、オランダの海岸で発見される
オランダの南部ゼーランド州ドンブルグの海岸で金曜日朝、全長13メートルのクジラが打ち上げられているのが見つかった。ただすでに死亡していた。この巨大クジラはマッコウクジラの雄であると、海岸に駆けつけた動物救急隊が発表した。
このクジラの死因はまだ救命されていないが、専門家によれば、おそらく遊泳ルートを間違ったためらしい。北極海からメスのクジラとともに南に向かう途中で、なんらかの原因で死亡し北海の南に打ち上げられたものと見られる。救急隊によれば、付近の海は浅瀬となっているため座礁した可能性が高いという。
このクジラは海岸にそのままにしておくことはできないため、処分が可能な大きさに切断する予定。この切断作業だけで1日はかかるという。マッコウクジラが浜に打ち上げられるというのは珍しい。オランダでは過去10年間で12頭のみが記録されている。マッコウクジラは哺乳類では最大の動物で、大きい雄では18メートル、体重50トンにもなるという。