「携帯電話を夜間に充電するのは危険?1」オランダの火災保険会社が警鐘

夜間に携帯やタブレットを充電する人は多いが、保険会社組合の住居火事の危険モニター報告書によれば、火事になる可能瀬が高いという。「毎年10万件の火事が報告されているが、そのうち半数は電子機器によるもの」だと同組合。電子機器が引き起こす火災件数は毎年上昇中だ。

保険会社組合は、電子機器からの火災を防ぐため、以下を提唱している。

1.留守中や就寝中には充電しない。しかし、携帯電話を夜充電しないというのは現実的に無理な場合が多い。とくに購入後1年以上の携帯電話は充電回数が増えるため、夜も充電が必要だが、100%充電したらすぐにコンセントを抜くことを忘れずに。充電で危険なのは過熱。過熱によりショートしそれが元で火災が発生する。携帯だけでなくコーヒーメーカーなども同様。

2.質のいい充電器を使うことが大事。オランダ食品・製品安全局(NVWA)は、2016年41種の携帯電話充電器のうち半数が安全基準を満たしていないと発表した。その後24種類の販売を禁止したが、実際にすでに出回っているものは回収されていない。さらに最近では中国のウェブショップなどで格安な充電器が入手できるが、熱を帯びて火事を起こす危険なものも含まれているという。

3.充電中の電子機器は燃えやすい場所に置かないこと。もし夜間に充電したいなら、まわりに燃えやすいもの(例えばカーテン)がない場所で行うようにと提唱している。