オランダ、オレンジ色の太陽はサハラの砂とポルトガルの山火事が原因!?
17日の昼間、オランダ全土で大気がミステリアスなオレンジ色になったのに気づいた人も多いかもしれない。太陽も明るいオレンジ色になった。気象情報サイトによれば、いくつかの要因がこの自然現象を起こしたという。その中でもサハラ砂漠からの砂やポルトガルの森林火災の灰が風に乗ってオランダに飛んできたというのが主な原因らしい。
太陽光線が砂や灰燼で遮られたため大気がオレンジ色に染まり、太陽もオレンジに近い銅色に見えた。ぼんやりと曇ったように感じたかもしれないが、実際には雲のない晴れた日だった。
オランダ気象台によれば、灰燼による健康の被害はないという。ポルトガルの森林火災による灰は大気中で1500メートルと3000メートルの高さに2層になって移動している。灰燼は小さいものなので上空を飛ぶ飛行機には影響ないという。しかし、スキポール空港を飛び立った飛行機のうち2機がこのために引き返して来ている。乗務員によれば、灰燼の臭気がコックピットにまで侵入してきたため、空港へ戻ることを決定したという。