ドラッグの取引で住民が迷惑、オランダ南部の都市に集中

ドラッグの売買や使用による住民への迷惑はオランダ南部の都市が他の地方より高い。中央統計局の保安モニターが毎年住民に対し行っている調査によれば、迷惑を被っている住民が多い6市町村のうち4市はリンブルグ州にある。調査は街をうろつくディーラーや、犯罪者グループによる被害、警察の取締りへの満足度などを調べている。

最も被害が多いのはローゼンダール市。8人に1人の住民が、近隣でのドラッグ使用や販売に悩まされていると答えている。このほか、ロッテルダム、マーストリヒト、フェンロー、シッタルド・ヘレーン、そしてヘールレン市が被害を被っている。これに対し、アムステルダムでは被害は2013年の7.3%から6.5%へと減りつつある。

ただ最近では街をうろつくドラッグ・ディーラーは、インターネット取引増大で減少傾向にある。警察は、「ダークウェブ」と言われるインターネット取引に対し特殊部隊を設置し取締りを強化している。

CBS調査結果