オランダ金融大手ING銀行、父親の1ヶ月間の有給産休など斬新な労働規約を打ち出す

大手金融ING銀行の労組は17日、経営陣のみならず従業員にとっても「ユニーク」な新しい労働規約を打ち出した。例えば、父親の産休。来年から子供誕生では父親は1ヶ月の有給休暇をとることができる。さらに、3ヶ月間無給産休も含まれる。これは本当の父親だけでなく、父親を務める人すべてに適応されるという、かなり進んだ労働規約だ。

新規約には、1.7%の賃上げ、介護休暇、60歳以上の従業員の有給ボランティア活動、キリスト教以外の祭日をとる従業員の給休暇、同一労働で男女同一賃金など、かなり斬新な条項が含まれている。
ING銀行労組「デ・ユニー」の交渉役によれば、今回の労働規約は金融業界のみならず他の業界へも新風を吹き込む機会だと自負している。また、経営者団体であるVNO-NCWも今回の労組による労働規約に反対は示してない。
ING銀行は巨大リストラ銀行として有名だが、今回は残った従業員への労働規約の斬新さで名を馳せるかもしれない。