オランダの連立政府樹立交渉また失敗に

3月15日に総選挙が行われてからすでに3ヶ月が過ぎているが、連立政府の樹立はいまだに実現していない。交渉難航の末、1ヶ月前に第2の交渉人としてウィリンク氏が指名され、やっと展望が開いてきたと見られたが、昨日月曜日の自由民主党(VVD)、リベラル民主D66党、キリスト教民主党そして緑の党との交渉も決裂した。交渉は、複数の党で過半数議席を占めるためのもので、第2の党である極右PVV党を避けるために、各党と話し合いが行われてきたが折り合いがつかない。
今回の決裂の決定的な要因となったのは移民政策だとウィリンク氏は述べている。3党がウィリンク氏の提案に同意する中、緑の党は譲らず退場したという。
交渉は頓挫し、他の党を含め再度行われることになる。