オランダ人、自国の経済に世界で最も楽観的

米国のピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)の調査によれば、オランダ人が自国の経済に最も楽観的であることが判明した。オランダに続くのがドイツとスエーデンである。一般に開発途上国は次世代には経済環境はもっとよくなっているはずだと考えている人が多い。

調査では各国民が自国経済を評価したが、オランダは87%、続いてドイツが86%,スイスが84%の国民が好調だと答えている。南欧諸国は往々にして悲観的だ。自国の経済が良い方向にあると評価したスペイン人は28%のみ。フランスは21%、イタリアは15%、そしてギリシアは2%という結果になった。昨年同じ調査では、オランダの経済が良好だと答えた人は62%だったので、1年で25%も上昇している。これに対しイタリアは18%下降。

自国経済に信頼を抱いているのは発展途上国に多く見られる。インド(83%)、フィリピン(78%)、セネガル(76%)と肯定的だ。これに対し、アルゼンチン(23%)、ベネズエラ(20%)、ブラジル(15%)と南米国家は悲観的である。次の世代が今より豊かな経済を謳歌できると考えているのは発展途上国に多い。これに対し、ギリシア、日本、フランス、オーストラリア、カナダ、スペイン、イギリスなどは将来は暗いと感じている。

ピューリサーチ調査結果