オランダ人、喫煙者減少の一途

ここ10年、オランダ人の喫煙者数は減少の一途をたどっている。しかしながら喫煙する人の間でも男女差や教育レベルの差が目立っている。中央統計局(CBS)がオランダ公衆衛生環境局と共同で調査した結果である。

高学歴者の喫煙率は1989年と比較し約半数に減った。低学歴者の喫煙も減っているが減少率はそれほどでもない。1989年には低学歴者の40%、高学歴者の34%が喫煙していたが、現在ではそれぞれ28%そして18%へと減少している。学歴の低い人は喫煙回数が多いだけでなくヘビースモーカーも多い。

欧州全体では若い人(15歳から24歳)の喫煙が増えている。2014年には25%だったものが昨年には29%へと上昇した。これに対し同年代のオランダ人は19%と欧州平均より低いという結果が出ている。