スキポール空港では正式なライセンスがあるタクシー以外は侵入禁止に。客引きも禁止。

スキポール空港では、空港で乗客を乗せることを許可されているタクシー以外は客待ちができなくなる。さらに空港内での客引きも禁止される。アムステルダムの隣のハーレマーメア市の市長が空港と協力し市条例をつくると発表した。

最近、空港内で「オフィシャル・タクシー」というゼッケンをつけた者が客引きをしているのを見かけたことがある人もいるはずである。しかしオフィシャルと書いてあるものの、実際にそのようなタクシーは存在しない。客引きに連れて行かれ正式なタクシー乗り場ではない別の場所から乗車する「違法」タクシーは、料金が不法に高かったり、遠回りをするなど、苦情が引きをきらない。これに対し、通常のタクシーはタクシー乗り場で客待ちをしており、このような問題はない。
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すでにこの客引きは取り締まりが行われており、11月には数十人がつかまり、1800ユーロの罰金が徴収されている。ただ現在の法律で客引きを禁止することができないため、空港が自主的に取締を行っているのが現状。今後はこのような悪質な客引きをなくすとともに、空港に入れるタクシーのライセンス方式を取り入れ、事前予約システムを充実させることを目指している。