英有名シェフ、ジェイミー・オリバーの「フィフティーン・アムステルダム」倒産

英国の有名シェフ、ジェイミー・オリバーが開いた「フィフティーン」のアムステルダム店が倒産した。「フィフティーン」は職のない若者15人の社会復帰を目指し厨房で働いてもらうというプロジェクトで、オリバーが2002年にロンドンで開いたレストランである。ジェイミー・オリバーは多数の料理本を出版し、数々のテレビ番組にも出演する一方で、イギリスの食生活や学校給食の改善などに力を注ぐ「社会派」シェフ。

アムステルダムの「フィフティーン」がオープンしたのは2004年。これまでに226人の社会的に恵まれない若者が厨房に入り、168人が正式なシェフとなった。倒産の原因は、家賃の高さ。毎月25,000ユーロ(約300万円)の家賃が支払えず、225,000ユーロ(約2700万円)の負債を抱えていた。この店にはジェイミー・オリバーは出資しておらず、オランダ人のオーナーが所有している。オーナーによれば、もっと家賃の安い場所が見つかれば移転して、再度スタートするつもりだという。しかしこれが叶わなければ、現在働いている25人の従業員に仕事を探すと語っている。

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