オランダ、レストランでのチップは何%? オランダの事情、国外の事情

オランダでチップはアメリカのように義務付けられてはいないが、気持ち分を払うことが暗黙の了解となっている。さて、それが10%なのか20%なのか、はたまた端数分でよいのか、あるいは全く無しでいいのか、ほとんどのオランダ人は支払いのときに頭を悩ましている。格安航空券サイトであるスカイスキャナーが実施したアンケートでは、54%の人がチップについてよくわからないと答えている。どのような場合、どのくらいの金額を置くのかわからず、とくに海外では全く見当がつかない(29%)という。

飲食店ウォッチャーであるフランク・リンドナーさんによれば、食通の国ベルギーではチップの額がオランダより高いと指摘している。彼のアドバイスは、食事に満足した場合には10%程度がいいというが、それでもオランダでは、チップ無しでも特に問題はないらしい。国外でのチップは、地元の人に聞くかインターネットなどで相場を調べるのがいいと、リンドナーさん。

さて、以下がRTLニュースが書いている主要国の相場。
フランスでは、基本的に「service compris」とある場合にはチップは不要。ただし「service non compris」の場合には10%程度が目安。ドイツもオランダと同じ状況で、チップは義務ではないが、払えば喜ばれる。端数を置くか、5−10%のチップが通常。米国ではチップだけが収入というウェイターやウェトレスが多い。勘定に金額が追加されているというが、それ以外の場合には15−20%を支払うのが普通らしい。スペインもチップは義務ではないが、5%程度のチップを置けば喜ばれるという。