中国企業、続々とオランダ進出
中国最大手の海運会社コスコ・シッピング(中国遠洋運輸集団)は、ロッテルダム港のコンテナ・ターミナル「ユーロマックス」の株式35%を購入する計画だ。ロッテルダム港を拠点に、この中国国営企業が欧州での海運事業を拡大するのが目的。コスコの子会社であるコスコ・パシフィックはユーロマックスの発行済み株式35%と負債を合わせ、合計1億2千540万ユーロを支払う予定である。
11日には、世界最大のB2Bオンラインマーケットを提供する中国「アリババ」がアムステルダムに拠点を設置した。中国の製品をオランダに輸出するだけでなく、オランダ製品の中国への輸出に力を入れるという。4億人を超える中国の中産階級のオランダ製品に対する需要は大きい。とくに 乳製品、チョコレート、アルコール類などの食料、花、家電、そして幼児玩具などに関心を示しているという。