ゴッホ美術館、「ノウハウ」を有料で提供

アムステルダムのゴッホ美術館は、国内外の美術館、官公庁、文化施設、コレクターなどに有料でその「ノウハウ」を売る。この目的で、「ファン・ゴッホ・プロフェッショナル・サービス部門」を開設した。
同美術館は「これまで培ってきた経験やノウハウそしてサービスをアート市場で役立てることができる。」とし「ノウハウやサービスを販売することで、美術館が入場料以外の独自の収入を得ることが可能になる。」と語っている。

ゴッホ美術館は40年間近くにわたり、膨大な数のファン・ゴッホの作品を展示しており、作品の管理、修復そして研究に関しては名声があると自認している。「例えばコレクターに対して、作品をどのように保管するかなどのアドバイスをすることができる。」という。
ゴッホ美術館はアムステルダムの国立美術館と並んで、ビジネス的に最も成功している美術館のひとつである。昨年はファン・ゴッホ没後125周年ということで各国で展覧会が開かれた。日本では今年10月に「ゴッホとゴーギャン展」が開催される。