市民ジャーナリスト団、ソーシャルメディアでマレーシア機撃墜の容疑者ロシア人を特定
2014年7月17日オランダからマレーシアへ向かうマレーシア機MH17がロシア国境に近いウクライナ、グラボヴォ上空で撃墜され298名が命を落とした。このうち196名がオランダ人であることでオランダ検察による調査が行われている。しかしながらミサイルでMH17機を撃墜したのがいったいどの勢力の何者によるものなのか、未だに解明されていない。ウクライナ政府は親ロシア派のテロリストが撃ったブークミサイルによって17便が撃墜されたと述べ、親ロシア派勢力は、ウクライナ空軍の戦闘機による犯行と主張した。また別の調査ではロシア軍による関与が示唆されている。
オランダ国営放送NOSによれば、英国の市民ジャーナリストによる調査団べリングキャットが、MH17機撃墜に関わったとされる約20名のロシア軍人の身元を判明し、オランダの検察へデータを引き渡したという。べリングキャットの代表である英国人ヒギンス氏はNOSのインタビューにて、ミサイルはウクライナ国境付近のロシアのクルスクに駐屯するロシア第53防空旅団の第二大隊が発射したものだと語った。英国、オランダ、ドイツ、ポーランドそして米国のボランティアの協力でべリングキャットは、インスタグラム、ツイッター、そしてロシア版フェイスブックであるVコンタクテなどのソーシャル・メディアを解析し、この20名を特定したという。
これに先立ち昨年オランダの新聞NRCハンデルスブラットは、ロシアの軍事諜報機関GRUの元情報将校セルゲイ・ペトロフスキーのミサイル輸送の関与を報道、オランダ検察もこの情報を信頼のおけるものと発表している。
べリングキャットは調査結果を近日中にウェブサイトに掲載するとしているが、この公開によって関与者のソーシャル上のプロフィールや投稿がロシア政府によって削除されることを懸念し、名前は匿名にすると語っている。
オランダ国営放送NOSによれば、英国の市民ジャーナリストによる調査団べリングキャットが、MH17機撃墜に関わったとされる約20名のロシア軍人の身元を判明し、オランダの検察へデータを引き渡したという。べリングキャットの代表である英国人ヒギンス氏はNOSのインタビューにて、ミサイルはウクライナ国境付近のロシアのクルスクに駐屯するロシア第53防空旅団の第二大隊が発射したものだと語った。英国、オランダ、ドイツ、ポーランドそして米国のボランティアの協力でべリングキャットは、インスタグラム、ツイッター、そしてロシア版フェイスブックであるVコンタクテなどのソーシャル・メディアを解析し、この20名を特定したという。
これに先立ち昨年オランダの新聞NRCハンデルスブラットは、ロシアの軍事諜報機関GRUの元情報将校セルゲイ・ペトロフスキーのミサイル輸送の関与を報道、オランダ検察もこの情報を信頼のおけるものと発表している。
べリングキャットは調査結果を近日中にウェブサイトに掲載するとしているが、この公開によって関与者のソーシャル上のプロフィールや投稿がロシア政府によって削除されることを懸念し、名前は匿名にすると語っている。