反ズワルトピートとこれに反対するグループが対立、警察介入

日曜日午後マーストリヒトで反ズワルトピート(Kick Out Zwarte Piet- KOZP)のデモ行進が行われたが、予期せずにこれに反対するグループが現れ阻害を試みた。警察は馬や犬を使って2つのグループの間を開けようとしたが、伝統的なズワルトピートを守るという、KOZPに反対するグループは、「ズワルトピート」を連呼してKOZPを阻止しようとした。

KOZPによれば、このデモは前もって許可を得ていたにもかかわらず、言論やデモの自由がこの予期せぬ阻害により損なわれることになったと抗議している。このデモに反対するグループは、伝統的なズワルトピートを守るべきだと唱えるものの、実際には単なるフーリガンだという。
土曜日にはブレダでも50人が参加するKOZPが行われたが、なんの問題もなく無事に終わっている。

ズワルトピートは、オランダやベルギーなどで行われているシンタクラース(シントニコラス)祭にかかせない黒人の従者である。しかし近年この従者はは、米国でブラックフェイスの伝統に似ていると認識されるなど、オランダ文化の中で物議を醸している。KOZP(キックアウトズワルトピート)は、ズワルトピートがオランダの植民地主義と奴隷制の歴史を称賛していると主張し、廃止を唱えている。

対立の様子(Nu.nlから)