極右政治家ウィルダース氏、差別発言で訴えられる
オランダのイスラム団体と差別通報センターがウィルダース(PVV党首)に対して訴えを起こしている。ウィルダースはオランダ最大の与党である極右PVV党の投手。訴訟は、ウィルダースがX(旧Twitter)に投稿した画像に関連している。その画像は、若いブロンドの女性とヒジャブを着けた女性の顔を半分ずつに分けて描かれ、ウィルダースは「29/10(総選挙の日)に選択を」と書いている。この画像は1930年代のナチスのプロパガンダに似ており、ユダヤ人と共産主義者を結びつけたビジュアル言語を思い起こさせる。
訴えを起こした団体は、オランダのモスク(イスラム寺院)や人権団体が連携しており、ウィルダースの投稿がオランダにおける増大するイスラム嫌悪の一環であると指摘している。団体は、ウィルダースが過去にもモスクやムスリムを「本物のオランダ人の敵」として描いてきたことを指摘し、これらの発言がナチスの時代におけるユダヤ人への視覚的な非人間化と同じ論理に基づいていると主張している。
さらに、ウィルダースが過去に行った発言についても言及され、特に2014年の選挙時に行った「モロッコ人の数を減らしたいだろう?」という発言がモスク団体によって問題視されている。オランダの検察はウィルダースを過去に侮辱罪で起訴したこともあり、今回の件が法的にどう進展するか注目されている。
ウィルダースはこの訴えについて、「私は自由と真実のために戦っている」として、訴訟を「狂気だ」と非難している。