スーパーの特売のうそ!?
オランダ消費者連盟(Consumentenbond)の調査によれば、特売、セールとして売り出している商品が実はそれほど安くなっているわけではない、という調査結果を発表した。とくに、Jumbo、DirkそしてALDIがかなりの割合でたいして割引していない商品をセール品と偽っているという。
例えば数ヶ月前の値下げ品を広告に載せたり、実際に値上げした製品の値段をもとに戻しセール品とするなどといったケースが目立つ。例えばJumboはバターの値下げを宣伝しているが、実は5ヶ月前に21%も値上げしている製品だ。ALDIは1年前の値下げ品を今だにセールとして広告している。Dirkではバターが6セント安いと謳っているが、実際にはその前に30セント値上げしている。
消費者連盟は、このようなスーパーマーケットのやりかたを誤解を招くものとし、顧客を惑わせていると主張している。これに対しスーパーマーケット側は、意図的に価格を最初に引き上げてから値下げすることはないと否定している。それが起きた場合、仕入れ価格の変動など、他の理由があるとしている。
ただし、Jumboは棚に古い価格表示が残っていることがあり、今後はより注意を払うと約束した。ALDIも、人的ミスが発生し、棚札が長期間掲示されていた可能性があることを認めている。