アムステルダム大学のデモで再び警察との衝突

先週の警察介入が余儀なくされたデモ行動に続き、13日月曜日にもアムステルダム大学の一部のキャンパスで、親パレスチナ反イスラエルを叫ぶ学生によるデモが行われた。デモはバリケードと警察との対立そして暴力に発展した。しかしアムステルダム大学の理事会は、大学の建物に破壊を引き起こしたのは親パレスチナ人のデモ参加者ではないと発表した。これは、1週間前に起きたような騒乱を何としてでも阻止したいと考えていた活動家にとっては歓迎すべき後押しとなった。

学生の組合はデモの権利を主張しているが、あまりにも極端で破壊を伴う抗議活動に警察が出動したという。米国での数週間に渡る大学での反ガザ攻撃のデモ活動は全土に広がり、これがオランダにも飛び火した。アムステルダム大学の学生のデモは、大学がイスラエルとの協力を中止を求めるものだが、校舎やPCの破壊などへとエスカレートしていった。本来の目的であったガザ爆撃への反対や爆撃で殺されたガザ住民への同情や連帯は、この破壊的なデモにより消えていった。

学生のデモはフローニンゲン大学、アイントホーフェン工科大学、マーストリヒト大学でも行われた。アムステルダム大学では火曜日と水曜日が全キャンパスで休講となる。