ナイトライフがつまらないハーグ、新規活性化計画

ナイトライフがつまらないと言われているハーグ市は、4月から「ナイト・ビジョン」という新計画を打ち出し、魅力ある街作りを目指すという。正義と平和の退屈な街と評される国際都市ハーグ市は、この新しい計画ではこの評判から抜け出せるかもしれない。

ハーグのオルタナティブカルチャー拠点PIPのディレクターのスホック氏によれば、ハーグ市議会はずっと前からこのような夜間ビジョンを持っているアムステルダムを羨望の眼差しで見てきたという。 17 年間にわたってハーグの夜の文化の拠点となってきた PIP は、これまで市の端にある工業団地に会場を持たねばならなかった。 「アムステルダムだと、中心部の娯楽エリアのちょっとはずれでナイトライフ会場が作れる。」とスホック氏は言う。彼はハーグでもそれができることを望んでいる。 「そうすれば、ここで多様でエキサイティングなナイトライフを築くこともできる。夜も昼と同じくらい重要なんだ。」

魅力的なナイトライフは魅力的な都市づくりに貢献すると、市も現在同意している。 ただ5 年前から進んでいた夜間営業許可証発行で、刑事事件が発生したため計画は頓挫している。それ以来、夜の娯楽施設は改善されていないし、深夜営業が許されている場所は増えていない。

PIPともうひとつのクラブLaakは現在、パートナー交渉をしている。Laakはダンスイベントなどを興行する団体だ。夜だけでなく昼の文化イベントなどと組み合わせ、何かができないかを模索中であるという。市による活性化計画と合わせ、ハーグの夜も活性化する日は近いかもしれない。