法外な家賃、賃貸委員会に苦情し10分の1に

アムステルダムのカイザル運河沿いのアパートに住む2人の住人が、家賃が法外だとして賃貸委員会(Huurcomissie)に苦情を呈した。賃貸委員会は家賃や条件についてオーナーとテナントの意見の食い違いを公正に判決を下す組織である。委員会は苦情に対し、家賃は適切でないと判断し家賃を大幅に下げるよう命じた。

テナントは昨年9月に20平米のこのアパートに入居した。しかしいくら一等地であるものの1ヶ月1950ユーロ(約32万円)は適切ではないとし委員会に相談した。9月19日に委員会はオーナーが法令を遵守しているかを調査し、家賃が適切でないと判断した。委員会が適切だとする家賃は約4分の1である476.84ユーロ。この適切な家賃というのは広さなどでのポイントで判断される。さらに部屋は雨漏りし、隙間風が吹き込むという状態であったため、オーナーがこれを直すまで、95.37ユーロという家賃に落ち着き、テナントは現在もとの10分の1以下の家賃を支払っている。

同じ建物に住む別のテナントも賃貸委員会に申し出て、家賃が高すぎることが判明。現在700ユーロ家賃が減額されることになった。

詳細記事:https://www.nhnieuws.nl/nieuws/330728/van-1950-naar-95-euro-per-maand-amsterdamse-huurder-krijgt-gelijk-na-klachten