オランダDJ、音楽輸出の中心に
オランダの輸出産業は農業だけでない。ポップ・ミュージックも海外輸出の稼ぎ手である。とくに世界的に人気のダンスミュージックの音楽輸出高は高い。
DJティエスト、マーティン・ギャリックス、そしアフロジャックは昨年のオランダ音楽輸出のトップ3が海外公演で稼いでいる。ティエストは121回、マーティン・ギャリックスは99回、アフロジャックも94回という公演数。このほかパンク音楽もアンティレクチュアルの88回と5位に食い込んでいる。クラシック音楽ではルーカス&アルトゥール・ユッセン兄弟の86回が目を引く。
オランダのポップミュージックの輸出額は毎年増えており、昨年は一昨年の15%増で1億9800万ユーロを記録した。ただコロナ前2018年の2億106万ユーロには達していない。
売上増加の背景にはアジアでの公演が増えたことが上げられる。またサウジアラビア、アラブ首長国連邦、シンガポール、チリそしてコロンビアでダンスミュージック市場が成長してことも大きな要因だ。