ロッテルダム市長辞任を表明

ロッテルダム市長のアフメド・アブタレブ氏は今年を最後に市長を辞任すると発表した。アブタレブ氏は2009年から15年間ロッテルダム市長を務め、人種の坩堝であり犯罪率も高いロッテルダム市を大きく改善したとし、市民そして国民から絶大な人気を得ている。モロッコ生まれのアブタレブ市長は、15歳のときにオランダに移住する。努力して学んだ後に社会雇用担当国務長官となり、その後労働党を代表しロッテルダム市長に就任した。

週刊誌エルゼビアは、2014 年 12 月 9 日、アブタレブ氏を年間最優秀オランダ人に選出した。彼を「献身的で、細部にまで気を配り、時には厳しく、常に明晰」だと評ししている。また2021 年には世界市長賞を受賞した。

市長はプレスリリースで「市議会は現在、その仕事のほぼ半分を終えており、市の運営において十分にシステムは確立されている」と述べている。ただ辞任する日はまだ決まっていない。また市長退任後に何をするかについては明らかにしていない。