オランダ、従業員のバーンアウト増え続ける

オランダで働く人の間でバーンアウト(燃え尽き症候群)が増えている。昨年は160万人と一昨年の130万人を大きく越えている。

この160万人という数字は、全員がバーンアウトの症状により家で療養しているというわけではない。一時的にバーンアウトにつながる症状が出た人も含む。オランダ応用科学研究機構 TNO の報告によると、従業員の約 3% は実際に過度のストレスを感じているか、仕事に関連した燃え尽き症候群に陥っていると回答している。

2021 年、従業員は仕事のストレスにより合計 1,100 万日を自宅で過ごした。これにより雇用主は推定 33 億ユーロの損失を被った。TNO によると、職場でのストレスは、従業員に仕事の要件を満たすための時間と機会が与えられない場合に発生することが多い。仕事のストレスのもう一つの原因は、職場での対立である。昨年、労働者の4分の1以上が少なくとも1回は対立を経験している。

約 60,000 人の従業員を対象とした継続的な TNO 調査から明らかになったものである。

この調査結果の前にも、燃え尽き症候群が若者の間で大きな問題となっていることが明らかになっている。若者のほぼ 4 分の 1 がこの種の不満を抱えている。そして若い女性の間では30パーセント近くにも達する。

極端な人手不足にもかかわらず企業は利益を優先するため、ひとりの従業員の仕事量は増え続け、これがストレスにつながるという人もいる。