iPhone、カードリーダーとして機能できるように
iPhone を所有するオランダの会社は、自分の携帯電話を PIN デバイスとして使用できるようになる。アップル社は本日、オランダで「 Tap to Pay 」プログラムを導入した。
これまで小規模小売業者が支払いを受け取るにはPIN専用マシンが必要だった。携帯アプリ「Tap to Pay」 を使用すると、スマートフォンを介してデビット カードまたはクレジット カードによる支払いを受け取ることができ、小規模な小売業者にとっては特に便利だ。アップル社は昨年この機能を米国に導入し、他の多くの国でも利用できるように拡大した。
決済プラットフォームの Adyen と SumUp は、オランダで初めてこの新機能を提供している。ラボバンクやレボリュートなどの企業もその後に続くだろう。
実はアップルがスマートフォンをカードリーダーに変えた最初の企業ではない。グーグルやアンドロイドなどの オペレーティング システムで動作する携帯電話でも同様のアプリを利用できる。カードリーダーなどの他のデバイスと組み合わせてスマートフォンを支払いポイントとして機能させる銀行のアプリもすでに存在している。
アップル社にとって決済サービスは長い間成長市場として捉えられてきた。たとえば、2019年に投資銀行ゴールドマン・サックスと提携して独自のクレジットカードを発売している。決済サービス「Apple Pay」を含むサービスからの収益は、アップル社の成長にとってより重要になっている。