ベルギー モンス ユネスコ世界無形文化遺産の祭り「ル・ドゥドゥ」

今年もワロン地方、モンスでユネスコ世界無形文化遺産の祭「ル ドゥドゥ」(Le Doudou du Mons)が開催される。祭りの期間中はさまざまなイベントやコンサートが町中で行われるが、最大の見どころは6月15日(日)の「黄金の馬車行列とリュムソンの闘い」だ。

この祭りは1349年、当時ヨーロッパで大流行していたペストの根絶祈願のため、町の守護聖人を奉る大行列が執り行われたのが起源だと言われている。
朝9時半に聖女の聖櫃を乗せた黄金の馬車が教会を出発し中世の衣装を身に付けた大勢の人々とともに町の中を練り歩き正午目指して教会に戻る。 その教会の前は上り坂となっていて、その上り坂を千人もの行列の参加者で一度も止まらずに登りきることができれば災いを免れるとされている。

そして午後12時30からは町の大広場で「リュムソン」が始まる。賑やかな祭りの音楽「ドゥドゥ」の鳴り響くなか聖ジョルジュとドラゴンの闘いが繰り広げられる。 そのドラゴンの尻尾の毛は幸運をもたらすと言われているので、皆必死にその毛を引き抜こうとする。 約30分のリュムソンの戦いの後、聖ジョルジュが勝利を収めると広場は大いに盛り上がりをみせる。

期間中はさまざまなイベントが開催されるが、6月13日(金)はグランプラスでの無料コンサートや街中のカフェでたくさんのコンサートが予定されている。


開催期間:2014年6月13日~6月22日
場所:Mons (ブリュッセルから南西に約50キロ)
HP:http://www.doudou.be/ (フランス語のみ)

www.doudou.be/