ベルギー, パッケージフリーのスーパーがオープン

2006年にロンドンで開店した“パッケージフリー”のスーパーは確実に支持者を増やし、定着した顧客で支えられているようだ。

このような“パッケージフリー”をモットーにしたスーパーマーケット“Robuust、廃棄物ゼロの店“が6月29日にアントワープにオープンする予定だ。この種の店は世界でもまだ数が少ないが、イギリス、アメリカ、スペイン、イタリア、そしてドイツに独自のパッケージフリーの店が存在する。

アントワープのReyndersstraatに開店する、環境に配慮したこのスーパーマーケットには、大きめのサイロが置かれ、客はそこから購入したい分だけ、付属のスコップやバケツで取り分ける。 客はそれぞれ品物を入れるためのジャーや容器を持参し、それらの容器は店に到着した際に店員によって計量され、重さの書かれたラベルがつけられる。チェックアウト時には持ってきた容器ごと軽量され、容器分は指し引いて計算される。

“Robuust”は砂糖、ビスケット、チョコレート、各種シリアル類や、パスタ、米などの乾物、またコーヒー、紅茶、ジュースなどを含む食品以外の製品として、洗濯洗剤、液体石鹸、シャンプーなども、パッケージフリーで売り出す予定だ。

世界各国のゴミの4割から5割はこのようなパッケージからきていると言われている。 梱包や包装に使用される資材を減らし、「リサイクル」の観念を一歩進めた「プレサイクル」と呼ばれるこの動きは地球温暖化防止など、地球環境改善に大きく貢献すると期待されている